tanofarm’s diary

長野の自然豊かな土地で低農薬、除草剤不使用を貫く長芋作りするブログ

長芋掘り用スコップの紹介

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みなさん、こんにちは!

きょうは、12月14日です。

前回の約束どおり、今回は長芋掘り用のスコップを紹介します。

上の写真を見てください。左側がその長芋掘り用のスコップです。右側は普通のスコップです。

形状を比べてみますと、違いは柄の長さだけです。先の金属部分や手元の三角部分は同じです。全長は長芋用が約125cm、普通のが約95cmで、長芋用は普通の物より30cm長いのです。なぜ長いかは分かりますよね。そうです、長芋は長いからです。長芋は長い物で130cmくらいありますので、95cmでは掘りづらいですよね。95cmで掘るには、自分の立ち位置を深くしなければならず、それには大きく深い穴を掘る必要があります。つまり土をたくさん移動しなければならないわけです。それでは疲れて大変だということで、柄の長いスコップができたわけです。柄の長いスコップですが、一般では売られていないようです。需要が無いからでしょうか。このあたりでは、普通に売られています。価格は高く2倍近いです。製造数が少ないからでしょう。

さて、写真を良くみてください。長さのほかに二つ違いがあります。分かりますか?ヒントは「太さ」です。一つは分かりましたよね。そうです。三角の部分の横棒です。長芋用が細いですよね。少し波を打っていますが。もちろん、購入時は同じ太さでした。使用することで摩耗したのです。スコップの使い方ですが、私は左利きなので、左手でこの横棒を持ちます。長芋掘りでは、スコップを土に突き刺す時が最も大きな力が必要です。それで利き手の左手で横棒に力を入れるのです。さらに写真を良く見てください。右側の付け根に向かって太くなっているのが分かりますか?これは、小指が当たる部分です。小指にはどうしても力が入らないので、摩耗も少ない、というわけです。そして、もう一か所ですが、柄の中間より少し先の部分の太さを良くみてください。分かりづらいかもしれませんが、そのあたりだけ少し細くなっています。分かりました?この部分は、右手で持つ部分です。穴の中の土をすくい上げるときには、主に右手の力が必要です。すくった土を空けるとき右手を滑らすのでわずかですが摩耗します。こうして、作業をするとスコップの柄は摩耗して細くなっていきます。このあたりの土には、わずかですが砂が混じっているので、軍手に付いた土の中の砂が摩耗を促進させるのでしょう。ちなみに、この長芋用のスコップは4年目です。写真の普通のスコップは、30年以上使っています。親父の時代からです。たまにしか使わないからでしょうが、柄の摩耗はほとんどありません。

それと、土を載せる平たい金属の部分を見てください。光っていますよね。私は使用後は必ず土をきれいに落としますが、上でも書きましたが、このあたりの土には砂が混ざっているので、使用時にその砂が研磨剤の役目を果たし、わずかの錆は落としてくれるのです。びっしり錆びたスコップをよく見かけますが、スコップは、一度、錆らせると錆を落とすのが難しいです。

さて、きょうの報告は、以上です。

次回は、掘り方の説明をしたいと思います。ご期待ください。

それでは、また。