tanofarm’s diary

長野の自然豊かな土地で低農薬、除草剤不使用を貫く長芋作りするブログ

体への負担が小さい長芋の掘り方

みなさん、こんにちは!

きょうは、令和3年1月8日です。年が明けて早くも8日目です。コロナ禍で明けた新年ですが、感染防止対策を十分行なって注意して生活しましょう。

さて、今回は、前回約束した「長芋の掘り方」です。

今や、ほとんどの長芋栽培者はバックホー(パワーショベル)で掘っています。昔ながらの「手掘り」はほとんど見かけません。私は、お金が無いし、後継者もいないことから高額な機械は購入できず「手掘り」です。また、昨年から長芋を作付け始めた畑は、機械が入らない畑です。前も書いたかもしれませんが、その畑は、千曲川の堤防の川側のすぐ下にあり、その畑の川側はすぐに川原になっており、農道も側道も坂道もありません。よって、軽トラは堤防の上に止め、堤防を歩いて降りたり登ったりするしかありません。掘った長芋は堤防の上にある軽トラまで手で持って持ち上げています。年々体力はなくなるし、結構大変です。

さて、本題の「体への負担が小さい長芋の掘り方」です。「土」って案外重いんです。それを何時間も継続するわけですから、体への負担は大きいです。そこで、私の両親から教わった掘り方が省エネだと思いますので紹介します。

ふつう、畝毎に1畝ずつ掘っていきますが、この場合、掘った土は自分のほぼ真後ろへ移動させます。(土を自分の横に置いていく方法もありますが、後でその土を掘った溝に戻すことになります。)この、自分の後ろに土を約180度移動させるのが重労働なのです。当然その時には腰をひねることになりそれを何時間も継続するので、腰をはじめ、体への負担が増大します。これに対し、2畝同時に掘っていく方法があり、ここで紹介するのがこの方法です。えっ、2畝同時に?と思うでしょうが、案外、体が楽なのです。畝と畝の間隔は約90cmです。畝間に体を置き、居場所を深さ30cmくらい深くし、片側の長芋を3~4本ずつ掘っていきます。この時、掘った土の移動は真後ろではなく90度くらい横ですみます。移動方向も右にも左にもできます。居場所も30cm深くすることで、腰の折り角度も少なくて済み腰への負担軽減になります。居場所の畝間を30cm深くすることが「無駄」と思うでしょうが、その分の土が軟らかくなるため、来年以降に作る長芋の形が良くなることが期待できる上、掘る作業も楽になります。

以上ですが、体にやさしい掘り方を分かっていただけたでしょうか。作業内容を文章だけで説明するのは難しいですね。

次回ですが、近況報告(長芋関係だけでなく)をしたいと思います。

また、この私の報告に対するご意見やコメントをください。

それでは、また。