tanofarm’s diary

長野の自然豊かな土地で低農薬、除草剤不使用を貫く長芋作りするブログ

三角の畑??

みなさん、こんにちは!きょうは4月19日(月)です。

桜の花が散って緑の葉が出てきました。いよいよ春さかりです。

しかし、気になるのは遅霜です。10日ほど前に霜が降り、畑のアルストロメリアの芽が全て枯れてしまいました。それにもめげずに今は新しい芽が出てきています。植物って強いですねー。

長芋の準備ですが、長芋畑に埋めてあった長芋を3月末に全て掘り出し、種芋の分を確保し、残りを業者さんに買い取ってもらいました。種芋用の長芋は、家の物置に毛布をかぶせ保管しています。5月になったら畑に移動し、種芋に切って干します。

さて、今回のお題は、「三角の畑」です。

普通、畑の形は四角形ですよね。うちの畑の1枚が、なぜか三角形なのです。直角定規のように三つの角が90°、60°、30°なのです。広さは300㎡(約91坪)です。

なぜ、三角形なのか。それは、30年以上前になります。父母が農業を頑張っていた時代です。私は会社勤めで忙しく、子供も3人目が生まれた頃でした。その畑は、もちろん長方形で広さは1,400㎡(約420坪)ほどありました。川幅数メートルの川沿いに、南北に長い畑です。作物は「大麦」「りんご」「桑」「玉ねぎ」と、時代とともに変わってました。そして、父が孫にと、ぶどうの「巨峰」の苗を4本その畑に植えました。その翌年です。その畑に高速道路が通ることになったのです。上信越自動車道です。しかし、残念なことに、斜めに通過したことでわずかに畑が残ってしまいました。それが、三角の畑です。南北に長い畑に、高速道路が北北東から南南西に通過したことで、右下の部分が三角に残ったということです。

三角の畑は、耕運がしづらいし、畝幅を決めにくいし、東側が高速道路で10m位高く、朝陽が当たらず作物も育ちにくいです。作物は、90°の角は「わらび」があります。母が山から根を持ち帰り植えたのですが、今は、30㎡ほどに広がっています。60°の角には鉄骨の物置があります。長芋の支柱や唐箕(とうみ)、古いトラクターなどを置いています。その隣に「梅」の木があります。直径40cm。30°の角には「枝垂桜」を数年前に植え、結構いい花が咲き、今は散り始めです。残りのところに、「菊」や「ひまわり」を植えています。

上で、この畑は川幅数メートルの川沿いにあると書きましたが、その川の名がびっくりです。「神田川」です。読みも「かんだがわ」です。そうです、東京の「神田川」というより大ヒットした歌の題名と同じなのです。ただ、イントネーションが違います。東京は「だ」にイントネーションがありますが、こちらは、イントネーションが無く、たいらに発音します。

もう一つ。上で、父が孫のためにぶどうの苗を4本植えた翌年に高速が通った、と書きましたが、国の土地の買い上げの時に「苗」も買い上げの対象となり、1本4万円で、16万円になりました。ひょろひょろの苗が16万!?父のご満悦の顔が今でも浮かびます。

話が脱線しましたが、今回はこの辺で終わります。

次回は長芋の種作りのお話になると思います。

それでは、また。