tanofarm’s diary

長野の自然豊かな土地で低農薬、除草剤不使用を貫く長芋作りするブログ

長芋の「つる直し」作業

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 こんにちは。

 今回は、最近行なっている作業の「つる直し」(つるなおし)についてです。

 添付した写真のように、「つる」が伸びてくると、張ったネットの上段を簡単に超えてしまいます。ネットの上段は背丈くらいです。このような状態ですと、強い風が吹くと「つる」が折れてしまうことがあります。特に支柱に巻き付いた「つる」は折れやすいです。「つる」が折れると「つる」の生育が遅れ、光合成も遅れますので、長芋の生育も十分に行われません。

 そこで、「つる」のネットより上の部分を、ネットの上段の横ひもに手作業で巻き付けてやります。その作業を「つる直し」と言います。強く引っ張ると折れてしまうので注意して行います。

 ところで、「つる」の「巻き方向」は決まっているのをご存じでしたか?

 そう、必ず「右巻き」です。「つる直し」で間違って左巻きにしたことがありますが、だらんとしたままで巻き付きませんでした。右巻きにしてやるときちんと巻き付きました。ちなみに「朝顔」も右巻きですね。

 太い「つる」ほど大きく伸びますので「つる直し」も必要になります。おそらく8割くらいの「つる」は「つる直し」をしていると思います。全部で2,500本ですので2,000本の「つる」を「つる直し」し、1つを二度くらい「つる直し」しますので、総回数は5,000回という計算になります。「つる直し」は、あと1週間ほどは続きます。

 良い長芋をつくるには手がかかりますが、我が子を育てるのと同様に、育っていくのが楽しみであり、やりがいがあり、はた目ほど苦労には感じませんよ。

 では、次回は、「低農薬」と「有機農業」について記したいと思います。

 ご期待ください。